お宅の給湯器には、音がうるさくなったり温度が安定しないなどの不都合はありませんか?もしそのような症状が出ていたら、お風呂の給湯器の交換時期です。
今回は給湯器の種類や選び方、安く交換する秘訣などを解説していきます。そろそろお風呂の給湯器を交換しようかなとお考えの方は、ぜひお読みください。
お風呂の給湯器を選ぶには種類を知ろう!

お風呂の給湯器を新しく交換するには、まず給湯器の種類を知っておくことが大切。それぞれの給湯器の特徴やメリット・デメリットをしっかり把握して、あなたのご家庭に合う給湯器を探しましょう。
熱源別による種類
まずはじめは熱源による種類から見ていきましょう。熱源とは、どんなエネルギーを使ってお湯を温めるかということ。これにより初期費用や日々のランニングコストが大きく変わってきます。
熱源には主にガス・電気・石油の三種類があります。このほかにより省エネでお湯を沸かせるエコ給湯器や、二つ以上の熱源を組み合わせてお湯を沸かすハイブリッド給湯器などがあります。
ガス給湯器は給湯力が高い
都市ガスやプロパンガスを使いお湯を沸かすのが、ガス給湯器です。日本で最も普及している給湯器がこちら。給湯器本体の価格が安く初期費用は抑えられますが、月々のガス料金が高額になるためランニングコストがかかります。
【ガス給湯器のメリット】
- 比較的故障が少ない
- 燃料制御や取り扱いが簡単
- 給湯能力が高く必要な分しか燃料を使わない
- 初期費用(給湯器本体価格)は安価
【ガス給湯器のデメリット】
- 運転音が大きい(47~52db)ので設置場所を選ぶ
- 寿命が10年程度と電気給湯器に比べて短い
- 冬季は凍結による破損の危険があるため凍結対策が必要
- ランニングコストが高い
ガス給湯器は複数の個所でお湯を使っても、水圧が安定するなどの高い給湯能力がある一方で、お湯の使用量に合った給湯器を選ばないと湯温が上がらないなどの不都合が生じることも。
あまりお湯を使わないご家庭や、初期費用を抑えたい方にはおすすめです。
電気給湯器はタイマー式でお湯を沸かす
電気による給湯器は電気料金が割安な午後11時から朝7時までの間に、タイマー式でお湯を沸かします。沸かしたお湯はタンクに貯めておいて、必要な時に使えます。
電気給湯器は電気料金の違いを上手に利用して料金の安い夜間にお湯を沸かし、料金の高い日中に使うことで光熱費を抑えられます。電気給湯器には「電熱ヒーター式」や「熱交換式」の種類があり、どちらも貯湯タンクにお湯をためるタイプです。
【電気給湯器のメリット】
- 給湯器の寿命が20年と長い
- 割安な電気料金を使うことでランニングコストがかからない
- 排気がないため空気を汚さない
- ガスや灯油の配管工事がいらない
【電気給湯器のデメリット】
- 貯湯タンク+ヒートポンプユニットの設置場所が必要
- 初期費用が高額
- 給湯(シャワー)の勢いが弱い
- 貯めたお湯を使い切ると新たに沸かし直しが必要
- 寒冷地では熱効率が悪くなるため場所によっては設置不可能
電気給湯器はオール電化の普及により、設置する家庭が増えてきました。ランニングコストがガスに比べてかからない一方で、本体価格が高いというデメリットがあります。
石油給湯器は寒冷地におすすめ
灯油を燃料にお湯を温める石油給湯器は、寒冷地でも効率的にお湯を沸かせると人気。ガス給湯器の次に人気があり、ランニングコストはガスに比べて安いのが魅力です。
【石油給湯器のメリット】
- 燃料費が安いためランニングコストを抑えられる
- 強力な給湯能力で寒冷地でも使える
- 給湯器本体の価格が安い
- 故障しにくい
【石油給湯器のデメリット】
- 屋外にホームタンクの設置が必要
- 灯油が燃焼する際の排気臭や動作音がある
- ホームタンクに入っている灯油の残量チェックが必要
石油の価格変動によりランニングコストも大きく変わってきますが、おおむねガス給湯器よりも燃料代がかかりません。ただし屋外ホームタンクが空になるとお湯を作れないため、絶えず灯油の残量をチェックして補充が必要になります。
ハイブリッド給湯器はガス+電気のいいとこどり
ハイブリッド給湯器とはガスと電気、石油などの複数の熱源を使ってお湯を沸かす方式です。少ない量のお湯を沸かすときは電気、お風呂の湯張りなどの場合はガスという風に熱源を選べるのが大きな特徴。ハイブリッド給湯器には下記のような種類があります。
- エコワン・・・電気+ガスのハイブリッド給湯器
- エネファーム・エコウィル・・・ガス+石油+発電
そしてハイブリッド給湯器のメリット・デメリットはこちらです。
【ハイブリッド給湯器のメリット】
- エネルギーの効率が良く光熱費が抑えられる
- 二酸化炭素の排出量が少なく地球にやさしい
- 湯切れの心配が不要
- 停電時でもガスでお湯が沸かせる
【ハイブリッド給湯器のデメリット】
- 給湯器本体のサイズがガス給湯器の2倍
- 本体価格や設置費用が高い
- 冬季に-10度を超える場所では使えない
- お湯の使用量が少ない家庭ではメリットがない
最近人気のハイブリッド給湯器は少ない熱源でより効率的にお湯が沸かせると、エコロジーな給湯設備として人気。一部の地方自治台ではこのハイブリッド給湯器を設置した家庭に助成金を出すほどです。
但し設置場所が広くないといけないのがデメリットです。マンションなどへの設置は難しいため、あらかじめ管理会社などへご相談ください。
エコ給湯器でエネルギー効率をアップ
それぞれの熱源を使い、より燃焼効率を良くしたのが「エコ○○」と呼ばれるエコ給湯器です。地球にやさしいためエコ志向の高い方を中心に人気の給湯器。エコ給湯器の主な種類と、メリット・デメリットはこちらです。
名称 | エコキュート | エコジョーズ | エコフィール |
熱源 | 電気式 | 高効率ガス | 石油式 |
方式 | ヒートポンプ式 | 潜熱回収式 | 潜熱回収式 |
メリット | ランニングコストが安い オール電化住宅に対応 | ガスの使用量を削減 本体サイズがコンパクト 瞬間式でお湯切れの心配がない | ランニングコストが 安い |
デメリット | 初期費用が高額(35~50万円) 故障時の修理費用が高額 広い設置スペースが必要 貯湯が切れると湯音が下がる | 初期費用が高額(15~30万円) 耐用年数が10~13年 プロパンガスではランニングコストが割高 | 部材費が高い メンテナンス費用が 高い エコジョーズに比べるとお得ではない |
本体価格や設置費用といった初期費用が高めですが、長く使うとランニングコストを抑えられるというメリットが共通しています。本体にかかる価格の差は1万~3万円程度です。
光熱費がどの位抑えられるかは生活習慣や使用するお湯の量により、大きく変わります。また熱源機が故障した場合、部品の交換に高額な費用がかかることも。それぞれの本体価格や部材にかかる費用、メンテナンス費用などを良く確認してから選ぶようにしましょう。
給湯器のシステムによる種類
次に給湯器のシステムによる種類を見ていきます。これはどのようにお湯を沸かすかということによる違いです。この違いによりランニングコストの差や便利さが異なります。
貯湯式は光熱費がお得になる
「貯湯式」は光熱費が安くなる深夜や早朝にお湯を沸かし、貯湯タンクにあらかじめ蓄えておくシステムのこと。電気代やガス代を節約できるメリットがある一方で、貯湯タンクのお湯を使い切ってしまうと新しいお湯が沸くまで時間がかかるというデメリットがあります。
また貯湯式の給湯器はタンク内で減圧されたお湯を使用するため、シャワーの勢いが弱いという特徴があります。
瞬間式はすぐにお湯が使える
一方の「瞬間式」はお湯を使うその瞬間に、電気やガスを使ってお湯を沸かすシステムのことです。家庭で使うガスや石油給湯器のほとんどはこの瞬間式を採用しています。
直圧式という水道圧の勢いを利用してお湯を出すため、シャワーの水量がパワフルなのがメリット。しかし光熱費がかかるため、貯湯式と比べると日々のランニングコストは高くなってしまいます。
お風呂の給湯器を選ぶポイントは?

お風呂の給湯器の主な種類が分かったところで、実際に給湯器を選ぶ際にはどんなポイントを見て選べばいいのでしょうか?家族の人数や給湯器の機能、設置場所などについて見ていきましょう。
家族の人数で給湯器の号数を選ぶ
給湯器を選ぶ第一のポイントは「号数」です。この号数とは給湯器のサイズのことですが、給湯能力に比例します。給湯器の号数は、10号・16号・20号・24号の四種類が主に家庭用として使われています。
給湯器の号数ごとに適した家族の人数や給湯能力はこちらです。
給湯器の号数 | 家族の人数 | 給湯能力 |
10号 | 1人 | スポット給湯に適している |
16号 | 1人 | 一年を通してシャワーが使える |
20号 | 2人 | シャワーと給湯の同時使用が可能 |
24号 | 4人~ | 冬でもシャワーと給湯の同時使用が余裕 |
今お使いのお風呂の給湯器について、湯量が少ないといった不便を感じない時にはなるべく同じ号数の給湯器を選びましょう。しかし家族の人数や家族構成は5~10年単位で変化するもの。家族構成が変わったタイミングで給湯器を交換するのもおすすめです。
いずれにせよお湯の使用量は季節や家族の人数、使い方などで異なります。自分の家では一日にどの位のお湯を使うのか見極めることが必要になりますね。
追いだきできるかできないかで選ぶ
熱源による種類や給湯システムによる種類の他にも、お風呂のお湯を追いだきできるかどうかで給湯器を分けることもあります。追いだきできるタイプとできないタイプのそれぞれに二種類があります。
追いだきできる | ふろ給湯器 | 蛇口からお湯を出して湯張りを自動で出来る。 リモコン一つで自動湯張りが可能。 |
タイプ | 給湯暖房熱源機 | 給湯や追いだきと同時に床暖房や 浴室乾燥機機能を備えたタイプ。 |
追いだきできない | 給湯専用 | キッチンや洗面、浴槽蛇口からお湯を出す。 風呂のお湯張りは手動で蛇口の開閉を行う。 |
タイプ | 高温水供給型 | 蛇口からお湯を出して湯張りまでを自動で行う。 風呂湯を温め直す際にたし湯をするタイプ。 |
給湯器のみの交換に際しては、追いだきできる・できないの種類を変更できません。ただし浴室リフォームと給湯器交換を同時にする場合には、種類を変更することができます。
給湯器の機能で選ぶ
お風呂の給湯器には実に様々な機能が付いていることをご存知ですか?追いだき機能だけでなく、自動保温機能やたし湯機能など。主な給湯器の機能はこちらです。
給湯器の機能 | 機能の内容 |
自動湯張り | 設定した温度と水位で自動で湯張りする |
自動保温・追いだき | 湯の温度をチェックして温度が下がると自動で追いだき |
追いだき配管洗浄 | お湯を抜いた際にきれいなお湯で配管を洗い流す |
自動たし湯 | 湯量が減ったら設定水位まで自動で足し湯をする |
自動たき上げ | 人が入ったことを検知したらお湯を自動でたき上げる |
温水暖房対応 | 床暖房や浴室暖房に暖房温水を供給する |
低温出湯 | 半身浴・洗顔に最適な32~35度のお湯を給湯 |
省エネ設定 | 湯張りや保温をリモコン操作でエコ設定にできる |
最近ではすべて自動でお湯張りから追いだき、たし湯までできるお風呂用給湯器が登場しています。このような機能が搭載されているかどうかで、給湯器は主に3種類に分類されます。
- 給湯専用・・・給湯栓を手動で開閉してお湯を入れる
- オート・・・自動湯はり・自動保温・自動追いだき
- フルオート・・・自動湯はり・自動追いだき・自動保温・自動たし湯・追いだき配管洗浄
ご自宅でどのように給湯器を使いたいか、どんな機能を求めるかによっても選ぶようにしましょう。
設置方法で選ぶ
お風呂の給湯器は戸建て住宅とマンションなどの集合住宅によって設置方法が異なります。それぞれの住宅でも壁に掛けて設置するのか、地面に据え置きするかといった設置方法があります。
【戸建て住宅の設置方法】
設置タイプ | 設置方法 |
屋外壁掛けタイプ | 外壁部分に設置され、給湯器下部から配管が出ている |
屋外据置タイプ | 地面に据え置きされ、給湯器の側面から配管が接続されている |
屋内壁掛けタイプ | 屋内に本体が設置され、排気管により排気を外に出す |
風呂釜タイプ | 浴槽に隣接して置かれ、シャワーの給湯もできる |
【マンションなどの設置方法】
設置タイプ | 設置方法 |
ベランダ壁掛けタイプ | ベランダ部分に設置され、給湯器下部から配管が出ている |
PS設置タイプ | 玄関横のパイプスペースに設置する |
屋内設置タイプ | 屋内に本体が設置され、排気管によって排気を外に出す |
風呂釜タイプ | 浴槽に隣接して置かれ、シャワーの給湯もできる |
お風呂の給湯器の中には、設置場所を選ばない種類もあります。給湯器から離れた浴槽にもポンプでお湯を循環させて自動で追いだきや湯張りができます。
今使っている給湯器から設置可能なものを選ぶ
給湯器を選ぶ基本は、今お使いの給湯器と同じ号数で同じ種類、同じ設置状況の物を選ぶということ。というのも設置状況や熱源の変更を行うと、リフォーム費用が高額になってしまうためです。大がかりな設置工事や配管工事が必要となるため、大規模なリフォーム工事を行う以外はおすすめできません。
とはいえ20号から24号への号数変更や、ガス給湯器からエコ給湯器への交換は可能です。詳しくは給湯器設備工事に詳しいリフォーム会社へご相談ください。
ランニングコストで選ぶ
毎日使うお風呂の給湯器だから、ランニングコストがお得かどうかは重要。エコ○○と呼ばれるエコ給湯器はそのランニングコストが抑えられるのが大きなメリットです。
ただし本体価格が高くなり、タンクのお湯が空になった際の給湯に時間や料金がかかるなどのデメリットがあることも覚えておきましょう。こちらは15年間における4人世帯での熱源別給湯器にかかるコストです。
熱源別/コスト | 初期費用 | 光熱費 | 総 計 |
ガス給湯器(都市) | 11.4万円 | 96万円 | 107万円 |
石油給湯器 | 17万円 | 68万円 | 85万円 |
エコジョーズ(都市) | 18万円 | 84万円 | 102万円 |
エコキュート | 36.5万円 | 54万円 | 90.5万円 |
太陽熱+ガス給湯器 | 25.2万円 | 48万円 | 73.2万円 |
上の表を見ると太陽熱+ガス給湯器が合計で一番安くなっていますね。次いで石油給湯器、都市ガスを使用したエコジョーズの順です。
ランニングコストは世帯人数やお湯の使い方によっても異なります。それぞれの状況をよく考えて給湯器の種類を選ぶことをおすすめします。
お風呂の給湯器を交換する費用相場とは?内訳の費用もご紹介!
それでは肝心の、お風呂給湯器を交換する際の費用相場を見ていきましょう。給湯器の耐用年数は通常8~10年程度だと言われています。
特に異常や不具合が無くても、10年以上たった給湯器は給湯能力が落ちたり熱効率が悪くなっていることがあります。そのため突然お湯が出なくなったなどの故障が出る前に、交換することをおすすめします。
また給湯器のリモコンが故障した場合も給湯器自体を交換することになります。給湯器のリモコンは機種が違うと動かないため、リモコンのみを新しくすることができません。
給湯器交換にかかる費用相場は?
給湯器の標準工事価格は、約3~7万円が相場です。標準工事価格とは、既存の機種と同じ号数・種類・設置方法で交換する場合の価格のこと。特に下記のような場合は追加料金がかかります。
- 給湯箇所を増やす
- 給湯器の種類を変更
- 設置方法を壁掛け式→据え置き式に変更
- エコ給湯器を新しく導入
設置方法を変更する場合には架台の設置や人件費がプラスされます。またエコ給湯器を新設する際には、排水用の工事が発生することも。それぞれ住宅の現状などによって工事内容が大幅に変わってくるため、詳細な費用は専門業者へ見積もりを取って確認しましょう。
給湯器の工事費用の内訳とは
お風呂の給湯器工事の内訳は以下のようになります。こちらは標準工事を行った場合の工事内訳です。
- 取付交換工事費
- 上下水道管・ガス管接続工事
- リモコン接続工事
- 既存給湯器の撤去処分費
- 点火試験費
- 諸経費
設置方法の変更や給湯器の種類を変更した場合には新たな工事が発生します。こちらも見積もりの内訳を確認することをおすすめします。
お風呂のガス給湯器のメーカー・機種別価格を徹底比較
お風呂の給湯器交換工事にかかる費用は、給湯器本体価格+施工費です。こちらではガス給湯器の主要なメーカー別に機能や価格を比較していきます。
国内トップのシェアを誇る、リンナイ・ノーリツ・パロマの特徴はこちらです。
メーカー名 | リンナイ | ノーリツ | パロマ |
主な機能 | マイルド追いだき 自動たし湯 省エネ湯はり エコ追いだき | 選べるエコモード 省エネ湯はり 節約保温 自動たし湯オフ | 低温出湯 追いだき配管洗浄 捨て水カット 給湯能力セレクト |
特徴 | ・国内最大手 ・節約や省エネ機能が満載 | ・業界トップクラスの熱効率 ・環境に優しい ・きめ細かい機能 | ・リモコンが浴室テレビに対応 ・国内外販路を展開 |
【給湯器メーカー別本体価格の比較】
給湯器号数/メーカー名 | リンナイ | ノーリツ | パロマ |
壁掛け・給湯専用・16号 | 42,000円~ | 39,000円~ | 35,000円~ |
壁掛け・オート・20号 | 89,000円~ | 101,000円~ | 74,000円~ |
据置き・オート・20号 | 88,000円~ | – | 116,000円~ |
据置き・フルオート・24号 | 105,000円~ | – | 140,000円~ |
三社とも給湯器の性能や耐用年数などに大きな差はありません。商品のバリエーションや価格、リモコンのデザインなどによって選んでみてはいかがでしょうか?特に給湯器のリモコンはキッチン付近に設置されることが多いため、デザインや操作性の良さは大きな判断基準になります。
もしキッチンでガスコンロをお使いなら、給湯器とガスコンロのメーカーを統一することをおすすめします。また現状に特に不満がない場合は、現在のメーカーに合わせて選ぶ方も多くいらっしゃいます。
お風呂の給湯器を安く交換する秘訣は?追加費用がかかるケースもご紹介

数万円~数十万円かかる給湯器交換工事は、できるだけ安く抑えたいですよね。こちらでは安く交換する秘訣や追加費用がかかってしまうケースなどもご紹介していきます。
給湯器本体はネットで購入し取付は業者に依頼
給湯器交換工事でまず価格を抑えられるのが、給湯器本体です。そこでインターネットなどで安く購入して、取付工事は専門業者へ依頼することをおすすめします。給湯器を安く手に入れるには下記のような場所があります。
- ヤフオクやメルカリなどのオークションサイトやフリマアプリ
- 家具家電を販売しているリサイクルショップ
- 楽天やアマゾンなどのECサイト
- ネット専用の給湯器取付・修理業者
オークションサイトやリサイクルショップでは、中古品を購入することで価格を抑えられますが、故障個所がないかなどの動作確認が重要になります。またネット専門の給湯器工事業者では、給湯器本体を定価より安く販売していますが工事とセットになっている場合があります。
給湯器の交換に伴う工事は「ガス整備士」や「給水装置工事主任技術者」等の有資格者以外はできません。したがって業者を選ぶ際にはそのような資格を持っている技術者がいるかを確認しましょう。
見積もりは複数の業者からとる
お風呂の給湯器工事をする際には、複数の業者から見積もりを取りましょう。給湯器交換工事は実に様々な業種の会社が行っています。
- ガス会社・・・ガスを提供している会社の工事は選べる機種が限られている
- 給湯機メーカー・・・施工業者を選べず、同一メーカーの商品しかない
- 給湯器販売業者・・・様々なメーカーから選べ、機種変更には適している
- ホームセンター・・・比較的安価な給湯器が多いが見積もりが出るまで長い
- リフォーム会社・・・業者によって価格がバラバラ
上記の中では給湯器販売業者や、給排水設備工事を専門としているリフォーム会社がおすすめです。給湯器本体を安く手に入れられるだけでなく、工事の専門性からも実績のある業者を選ぶ必要があるためです。
その中から2~4社ほどの会社を選んで、同じ条件の見積もりを取りましょう。それにより相場の価格や、詳しい工事内容を知ることができます。
不明な項目や気になる点があったら、必ず先方に確認しましょう。また後から追加で請求される工事がないかも要チェックです。
給湯器の種類や設置方法を変更すると別料金がかかる
先ほどもご説明した通り、給湯器の種類や設置方法を既存から変更すると追加で料金がかかってしまいます。特に設置場所は、ガス管や水道管の関係から容易に変更できません。給湯器交換を考えている方は、まず既存の給湯器がどこにどのように設置してあるか確認してみましょう。
もし設置場所を変えたい、給湯器の種類を変えたい、温水床暖房を新しく導入したいという場合には大規模なリフォームになることを覚えておきましょう。もし現状に不満がなければ、同じメーカーの同じ号数を設置するのが費用を抑える秘訣になります。
まとめ
今回はお風呂の給湯器交換に伴う給湯器の種類や費用相場、費用を抑える秘訣などをご紹介してきました。給湯器の寿命は10年前後。突然お湯が出なくなるなどの不都合が出ないように、定期的に交換しましょう。
給湯器交換を安くするには複数の業者から見積もりを取ったり、本体を安く購入することがおすすめ。上手に給湯器を選んでお得に交換しましょう。