洗面所の壁紙選びに悩んでいる方必見!壁紙張り替えを安くする秘訣も解説

浴室からの湿気にさらされ毎日の洗顔や歯磨きをする洗面所は、家の中でも特に汚れやすい場所です。そんな洗面所の壁紙をリフォームして、気持ちのいい空間にしませんか?今回は洗面所の壁紙の選び方や費用相場、安くする秘訣をご紹介します。

洗面所にはどんな壁紙がいいの?おすすめ壁紙をご紹介!

毎日使う洗面所には、どのような壁紙が良いのでしょうか?そこには洗面所ならではの壁紙の選び方があります。洗面所壁紙をリフォームしようかとお考えの方は参考にしてくださいね。

汚れや水はねをふき取れる表面がツルツルした壁紙

洗面所には何といっても汚れや水滴がふき取りやすい、表面がツルツルした壁紙がおすすめ。特に洗面台付近の壁紙は石鹸カスなどの汚れや水滴が付きやすい場所です。そんな時、サッと拭き掃除がしやすいのは表面がデコボコしていない壁紙です。

壁紙の表面に凹凸があると汚れが入り込んでしまい、いくら掃除してもきれいになりません。しかし表面にラミネート加工が施されている壁紙なら、ツルツルした材質で拭き掃除も楽に。汚れやすい洗面所の壁紙には、表面が平らでツルっとした壁紙を選びましょう。

狭い洗面所には光を反射する色の壁紙がおすすめ

窓がない洗面所や外の光が入りにくい場合には、光を反射してくれる壁紙を貼りましょう。より白に近い色を選ぶと、少しの光でも壁紙に反射してくれるので洗面所全体が明るくなりますよ。

暗くじめじめした洗面所は、カビも生えそうで衛生的ではありませんよね。毎日使う洗面所の壁紙こそ、明るい色の壁紙を選びましょう。

また壁紙の中には表面に特殊な加工を施すことで、光を拡散してくれる機能を持つ商品もあります。通常の壁紙よりも四割以上照度がアップするので、電力が削減できて省エネにも繋がります。

柄は小さめが基本!大きな柄はワンポイントで

もし柄のある壁紙を選びたいなら柄は小さめか、大きな柄の壁紙はワンポイントで使いましょう。洗面所は入口ドアや洗面台、浴室ドアがあるため壁紙を貼れる面積がとても狭くなっています。そこに大きな柄や模様の壁紙を貼ると圧迫感が出てしまいます。

また天井や出入り口などで模様が途切れてしまうことも。そのため壁四面に柄付きの壁紙を選ぶなら、白をベースにした小さな柄を選ぶようにしましょう。もし大きな柄の壁紙を使いたいなら、あえてアクセントクロスとして一面のみに取り入れるなどの工夫が必要です。

ハッキリした色の壁紙は天井に貼る

白ばかりでつまらない!はっきりした色の壁紙を使いたい!という方には、洗面所の天井に貼ることをおすすめします。特に濃い色の単色は汚れが目立ちやすく、せまい洗面所では圧迫感が出てしまいます。そこで天井に貼れば汚れが付きにくく圧迫感もありません。

また壁の一面のみに貼るアクセントクロスとして、個性的な柄を選ぶと空間に動きが生まれて華やかな印象に。白い壁紙と一緒に使うことで、個性が一層引き立ちますよ。

洗面所の壁紙はどう選ぶ?きれいな洗面所にする選び方

一日の始まりに必ず使う洗面所はいつもキレイで清潔にしていたいですよね。そこで壁紙の選び方が重要になります。洗面所をいつも清潔に保ちたい方は、壁紙選びを工夫してみましょう。

抗菌などの機能壁紙を選ぶ

最近の壁紙には様々な効果や機能があることをご存知ですか?「機能性壁紙」とも呼ばれキッチンや洗面所、リビングや子供部屋などの用途に合わせた機能の壁紙が選べます。

今回は特に洗面所の壁におすすめな機能性壁紙をご紹介。きれいな洗面所にするには、このような機能性壁紙を選んでみてはいかがでしょうか。

壁紙の機能機能の詳細
防水機能特殊なラミネート加工をしているため水分が浸透しにくい
水が染み込まないだけでなく、汚れも簡単にふき取れる
防カビ機能ほとんどの壁紙に防カビ加工が施されている
さらに吸放湿機能のある壁紙ならさらにカビの繁殖を抑える
防汚機能防汚コーティングが表面に施されている壁紙
水や石鹸が飛んでも拭くだけでお手入れいらず
抗菌機能抗菌フィルムで大腸菌など細菌の繁殖を抑制してくれる
いつも清潔にしたい洗面所やトイレにおすすめ
消臭機能人が悪臭と感じる匂いを壁紙表面の消臭フィルムに吸着し、
消臭剤によって匂いを取る
調湿機能吸水性ポリマーを配合して結露やカビの発生を抑えるとともに
湿度をコントロールしてくれる
表面強化ひっかき傷や衝撃に強く汚れも付きにくい壁紙
壁紙表面を特殊な配合で強化している
高耐久ウレタンなどでコーティングしてある壁紙
キズが付きにくく汚れが落ちやすくなる
マイナスイオン壁紙表面にマイナスイオンを発生させる天然鉱石を配合
空気中の水分と反応してマイナスイオンを継続して発生させる

水はねや汚れが気になる洗面所では防水や防汚機能が付いた壁紙にしてみては?拭き掃除をしても傷まない高耐久な壁紙もおすすめです。

またお風呂場に隣接しているため湿気が入りやすくカビが生えやすいのが洗面所。抗菌機能や防カビ機能、調湿機能がプラスされた壁紙なら水廻りならではの悩みも解消できます。

また排水溝周辺の嫌な匂いをカットしてくれる消臭機能やマイナスイオン効果のある壁紙もおすすめ。家族の健康のためにもぜひこのような効果のある壁紙を取り入れましょう。

洗濯機や洗面台と調和する色を選ぶ

洗面所をスッキリとした空間にしたいなら、洗濯機や洗面台と調和する壁紙の色を選びましょう。これらの色と合わない壁紙を選んでしまうと、部屋全体のバランスが取れず視覚的に疲れやすくなってしまいます。

白やベージュといった落ち着いた色の壁紙の他にも、洗面台と同系色にすると空間がすっきりと見えます。また脱衣所も兼ねている場合は、薄いオレンジやピンクなどの暖色系にすることで冬の寒さが感じにくくなる効果もあります。

洗面所の色やデザインごとにおすすめな壁紙はこちらです。

洗面台のテイストおすすめ壁紙の色や柄
スタイリッシュなデザイン
ダークカラー
ライトグレー・白・ベージュ
光沢がある紙質
ナチュラルカラーパステル系・小さな柄
ウッド系白・ベージュ・レンガ調

窓のない洗面所には明るい壁紙を選ぶ

窓がない洗面所には明るい色目の壁紙を選びましょう。キレイな洗面所の基本は、明るく光が差し込む空間です。しかし間取りの関係で洗面所に窓がなかったり、光が入りにくいということもあるでしょう。

そこでおすすめなのが白を基調とした明るい色の壁紙です。洗面台の鏡に反射して明るい印象になるだけでなく、照明の電力消費量も抑えられます。家族が毎朝使う場所だからこそ、身だしなみチェックも快適にできる空間にしましょう。

汚れが目立たない色や柄の壁紙にする

どうしても汚れが付きやすい洗面所の壁紙には、汚れが目立ちにくい柄や色を選んでみては?真っ白の壁は明るくて清潔感がありますが、汚れが付いたら目立ってしまうのが難点。そこで程よく柄が入った壁紙選びましょう。

  • 縦ラインが入った壁紙
  • 布目織柄
  • ベージュベースに茶やグレーの小さな柄
  • 白の石目調
  • レンガ調
  • タイル調

白をベースに上記のような柄が入った壁紙なら、汚れが目立ちにくく明るい印象になります。また洗面ボウル付近のみ色の濃い壁紙を使って、汚れを目立ちにくくするという方法もあります。

その際にはブルーのタイル調や布目織柄にすると、清潔感のある印象に仕上がりますよ。

洗面所の壁紙の貼り替え費用相場は?工事内訳や作業日数も解説

それでは実際に洗面所の壁紙を貼り替える際の費用相場を見ていきましょう。また工事の内容や手順、作業にかかる日数も解説していきます。

壁紙貼り替えの費用相場はクロスのグレードによって変わる

洗面所の壁紙リフォーム工事に費用相場は、使用するクロスのグレードによって変わります。おおむね1㎡当たり800円~2,000円ほどです。

壁紙貼り替え工事にかかる費用の計算方法は「工事単価×貼り面積」です。つまり貼る面積が広いほど、工事単価が高いほど工事費用が高くなります。

一般的に洗面所は一坪から三坪程度の広さがあります。そこで坪数ごとのクロス貼り換え費用相場は以下のようになります。

坪数㎡数費用相場
1坪8㎡6,400円~16,000円
1.5坪12㎡9,600円~24,000円
2坪18㎡14,400円~36,000円
2.5坪20㎡16,000円~40,000円
3坪24㎡19,200円~48,000円

ほとんどの住宅の洗面所は上記の広さに収まりますので、材料費や諸経費込みでも合計でも3~5万円程で済みます。

工事の工程や作業日数は?

実際に洗面所の壁紙貼り替え工事はどのような工程で進むのでしょうか?工事の流れを順番に見ていきましょう。

  1. 洗濯機や洗面化粧台の搬出
  2. 床の養生
  3. 既存クロス剥がし及び産廃処分
  4. 下地のパテ処理
  5. 新規クロス貼り
  6. 施工後清掃
  7. 洗濯機などの搬入

一般的な洗面所であれば、5~8時間ほどで上記の工程がすべて終わります。つまり朝工事に入れば一日で工事が終わり、その日の夜には洗面所やお風呂が使えるようになります。

洗面所の壁紙張り替えを安くする秘訣とは

洗面所の壁紙貼り替え工事の費用を少しでも抑えるには、いくつかのポイントがあります。これらのポイントを踏まえて、少しでも工事費用を安くしませんか?

内装工事専門業者に依頼する

壁紙貼り替え工事を専門に行う内装業者に依頼すると、結果的に費用を抑えられます。大手リフォーム会社やホームセンターのリフォーム工事では内装工事を下請けに発注するため、余分なマージンが上乗せされています。しかし内装を専門に行う業者なら、自社でクロス職人を雇っているためそのようなマージンがかかりません。

またクロスやノリなどの材料費も、大量に仕入れているため安くなっています。このようなことからトータルで考えると、リフォーム費用を安くできるという訳です。

洗面台交換のタイミングで一緒に工事をする

洗面所の壁紙リフォーム工事を安くするには、洗面台も同時に交換することをおすすめします。洗面台の寿命は使い方やグレードにもよりますが、おおむね10年~20年です。新築で建てた家も20年経てば壁紙も汚れたり古くなったりすることでしょう。

洗面所壁紙のリフォーム工事では、最初に洗面台を搬出しなければいけません。そこで洗面台の交換と壁紙のリフォームを同時にすると、その手間が省けて結果的に費用を抑えられます。

そして洗面台だけ新しくしても周りの壁紙が古いままだと、アンバランスな印象に。そこで壁紙と洗面台を同時にリフォームすることで、洗面所全体をリフレッシュできるのです。

複数のリフォーム業者から見積もりをとる

内装専門業者をいくつか選んだら相見積もりを取りましょう。工事費用の相場が分かるだけでなく、どんな工事にどの位の費用がかかるのかが見られますよ。結果的に工事費用を抑えることにも繋がりますので、時間があれば相見積もりは必ず取ることをおすすめします。

まとめ

毎日使う場所だからこそ、洗面所はいつもキレイにしておきたいですよね。そこで機能性壁紙を上手に取り入れて、明るい色目の壁紙を貼ってみましょう。個性を出したいなら天井や壁の一面にアクセントクロスを取り入れてみては?

通常の広さの洗面所なら5万円以内で1日あれば生まれ変わります。内装専門業者に相見積もりを取ったり、洗面台と一緒にリフォームすればさらに費用を抑えられるはず。壁紙や業者を上手に選んで、明るく清潔な洗面所を手に入れましょう。